PIONEER号の整備

このフネは1933年建造と伝わる琵琶湖ヨットクラブで永く愛されてきたディンギーです。これまでメンバー各位が大切にあつかい、整備してきたおかげで驚異的な長寿を誇っています。しかしながら寄る年波にわ勝てずでしょうか何度目かの整備が必要になったようです。
長谷川会長の依頼もあり今回は当クラブで整備することになりました。無事に整備して今年のセール大津にその姿を現せるように作業を進めたいと思っています。

今回の整備は 1.ボトムの張替え 2.センターケースの取替え 3.トップサイド外板のコーキング の3点に絞って作業しようと思っています。
概略工程は 4、5、6月 ボトム張替え・コーキング  7月 センターケース取替え と考えています。
メンバーの皆さんも協力お願いします。

整備概要

5月の作業予定 下記の日程で作業をしようと思っています。
  塗装とセンターボードケースの取外しと修理です。作業予定日は2(火)、10(火)、14(日)、16(火)、23(火)、30(火)の予定です。

6月5日(月)
デッキをサンディングし最後の塗装。そして再度の水漏れテスト。残念ながら未だ一部に漏れがあり今度はセンターケースの内側に弾力性のあるエポキシをコーティングして3度目の水漏れテスト。漏水量はかなり減ったもののまだ完全には止まらず 3度目のエポキシ工事を行いました。完全止水はできないようですがセーリングに支障の無い程度には出来たと思われます。
今回の整備工事はこれにて一応終了とします。

6月3日(土)

デッキに塗ったサンディングシーラーを#120、#240、#400と研きクリアーを2回吹きました。
船台は木製の枕を取り付けて完成です。後は水につけて漏れてスト。残念ながらセンターケース周辺に漏水が見られたためエポキシフィラーを塗って対策しました。

船台完成 デッキ塗装 水漏れ検査


5月30日(火)

艇内の塗装とデッキの下塗りを終え後はサンディングしてクリアーを塗れば塗装は終了です。
艤装をして水漏れテストをするだけになります。
船台は塗装を終わり木製の枕を取り付ければよいところまで来ました。

船内に白色を塗装しました。 サンディング、サンディングシーラーを塗りました 船台にも青色ペイントを塗りました


5月27日(土)

デッキ面の木材のつなぎ目に丸ノコで溝を堀り、エポキシパテを詰めました。
また取外した金具を磨き真鍮の輝きを取り戻しました。
船台は角状の突起を切取り、ワイヤーブラシで磨いて塗装の準備をしました。上にはボトムラインにあわせた木製の枕を取り付けます。

次回はデッキ面を#120、#240、#400で研ぎ、オイルステインで着色後サンディングシーラを塗った上でクリアーを塗って仕上げる予定です。後は艤装品の取り付けと漏れチェックができればほぼ終わりになります。あと少し頑張らねばなりません。
デッキ面の目地にエポキシパテを詰めて硬化待ちです 船台を改造するべく角を4本切り落としワイヤーブラシでケレンしました


5月23日(火)

今日はセンターケースをM6長ボルトで固定し、艇内は20日に低粘度エポキシを塗っておいたのでその上に白色を1回塗りました。後2回程度の塗装が必要です。
デッキ面のホースパイプ外しとペンキはがし、その上で#120で空研ぎまでしました。
 後は目地を切ってエポキシパテを詰め、塗装すれば一応今回の作業は終わります。
 今月は27日(土)と30日(火)に作業することにしました。
デッキ面は目地詰めをしてクリアーで仕上げます


5月14日(日)、16日(火)

14日はボトムの水研ぎ、バフかけでボトムを仕上げ艇を正転しました。この日は長谷川会長初め青木さん、長野さんも応援に来てくれました。
艇内はセンターケースの取り外しが困難なためケース周辺を塗装を剥がしエポキシパテでシールをすることにしました。
この方針で16日はいろんな道具を総動員して細かい部分の塗料を剥がしパテのつめる溝を彫ってパテ付けを終えました。
次回は低粘度エポキシを塗装の上白色ペイントを塗る予定です。

バフで仕上げてまずまずの仕上がりになりました 内部の塗装はがし作業です 隙間にエポキシパテをつめました。


5月10日(水)

今日は連休中に北村さんがやってくれた拾いパテの研磨からはじめました。#120、#240の水研ぎをし、乾燥後ボトムに白を3回塗りました。その後トップサイドにクリアーを塗り最後に全体にクリアーを2回塗り。これで塗装完了のはずでしたが塗りかさねを急いだため塗面にしわが発生! なんとも残念!次回はこのしわ取作業からです。

次回は5月14日(日)です。作業はボトム部の水研ぎ#240、#400、#800、#1500。
その後艇を正転し センターケースの取り外しに挑戦です。
水研ぎでパテを研ぎ落とし塗装の準備です 塗装完了!もう一回サービス。ところがトラブル発生!


5月2日(火)

いよいよ塗装の開始です。先ずはトップサイドに薄色のオイルステインをはけ塗り、そしてボトムに白色を3回程度塗ります。その上に全体にクリアーを数回塗る予定です。ところが塗料の手配違いで白色塗料の硬化剤が無く 急遽北村さんの硬化剤を頂いてとりあえず1回だけ塗装しました。
塗料粘度が高いためか塗料の乗りが悪く次回は#120程度で研磨の上 2回目の塗装をする予定です。また次回は塗料入荷が5月9日予定なので10日の作業になります。従って4日、6日の作業は中止です。
トップサイドにオイルステインを塗りました ボトムに白色塗装1回目


4月30日(日)

目地のエポキシフィラー詰めが終わり空研ぎを#400までやりました。その後水拭きして本日は終了です。秋山さん応援有難うございました。
次回はオイルステイン、サンディングシーラー塗り、#400空研ぎ、と進みいよいよ塗装です。
ボトムは白色3回程度塗り、全体をクリアーで4、5回程度塗る予定です。

5月の予定を少し変更します。
5/2、5/4、(5/6)、5/10、5/14,5/16、5/23、5/30
2,4日で塗装は終わる予定、6日は艇を正転
10日からセンターケース周りの作業を予定しています。


4/25(火)

先の日曜日に引続き目地のコーキングと腐敗部分の修理を
行いました。
コーキング部分は少しやせがあるのでさらに盛付けをしました。
腐敗部分はタモ材の10.5mm厚の板で修理しています。

次回は今日コーキングしたところの盛付けとしっかり硬化している
部分の#80、#120、#240での空研ぎです。
#400まで空とぎしてから水引をしてトップサイドはオイルステイン
で着色、そして全体にサンディングシーラー塗りと進みます。
目地詰めは大体終わりです ボトム板を取替えたところの内側です


4/23(日)

今日はボトムの目地を丸ノコで切ってエポキシシーラント
をつめる準備です。これまでの数回の修理後があり、目地
には槇はだあり、パテあり、エポキシありといろんなものが
詰まっていました。それらをキレイに取り除きツエナーに
使ったものと同じエポキシシーラントをつめる準備をしまし
た。
 またS側スターンよりのキールに接する部分の腐敗が進ん
でおりこの部分を1m弱取り除きました。キールも大分腐敗
が進んでいますが今回はエポキシシーラントの充填で凌ぐ
ことにしました。
目地巾が広くなった分エポキシの消費が多くなり追加発注
が必要になりました。チョット手待ちが出来そうです。

次回は残りの目地詰めと取り除いた部分の復旧工事です。
目地の掃除をしています エポキシ充填も一部できました


4/18(火)

本日の作業予定はボトム・トップサイドの焼き剥きとサンディング
北野さんと二人で作業、途中長谷川会長の陣中見舞いもあり順調
に進み予定通り終わりました。ツエナーの時と比べると呆気ないほど簡単に塗装剥がしができました。
 今日はそれに加えてセンターケースを固定しているΦ6.3の銅製リベット10本も抜きました。

次回の作業は外板目地の切り込みとエポキシパテ(EZフィレット)の
充填です。


4/12 は木下 別件所用のため作業は休止します。

     その後その別件(孫の子守)がドタキャンになり 一人で作業に出ました
     センターケースを固定している6mmぐらいの銅のリベットを2本何とか抜けるようにしましたがドリルの切れが悪く後は次回にしました。またトランサムのラダーピ     ン取るを外しましたが真鍮の木ネジ2本が途中で折れてしまいチョット難儀な状態です。そのほかの作業ではトランサムとP側のスターよりの部分の塗装剥がしが     出来ました。

次回は4月18日(火)に作業予定です。 

4月8日(土)  

今日はボトム板の型取りとカットラインの設定と考えていましたが
かたどりようの3mm合板をボトムに当てると副わない所がいくつかあり、合板向けの設計でないため合板張替えは無理と判断しました。
それでツエナーと同様に目地のコーキングすることにし、ボトム部は出来ればグラスライニングも検討することにしました。

クラブの作業の合間に北野さん、北村さんの協力を得てボトムの
焼き剥きをし、ボトムの2/3ぐらいを木地が出るところまで進みました。



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